自分が変われば相手も変わるのか

他人を変えることはできない、

変えられるのは自分だけ。

『自分が変われば相手は変わる』

この言葉そのままでは

本当の意味で変化は起こらなくて、

そこには相手に変わってほしいという

期待が込められているからです。

相手に変わることを求めない、

変わらなくても構わない、

それでも自分は変わるという決意があってこそ

真に関係性に変化が生まれます。

「自分が変われば相手は変わるのか？」

そんな期待混じりに思っていたときは、

自分よりも相手に軸を置いていたので

無意識では自分を非力な存在だと認識していました。

関係性をよくしたいとか

何らかの変化を望むのであれば、

自分以外の誰かを一切無視した上で

自分の在り方を決める必要があります。

他人に期待することも求めることも

決して悪いことではないですが、

自分を確立するまでは

どんな行動も残念な気持ちにさせます。

失望を抱くうちは

まだ気づいていない自分がいること、

もっと自分を高みに押し上げる可能性があるのです。

相手が変わったのは

あくまで結果であって

そこには期待もコントロールもない

純粋な関係性です。

相手を変えるために

自分を変えようとすることは

エネルギーを自分から奪う行為になるので

常に自分へ矢印を向けておきましょう。

自分が変わったかどうかは、

相手の変化ではなく

相手に対する自分の見方にあります。

相手への感謝が湧くとき、

あなたは真に変化したことになる。

そこには執着がないので

新しい選択による新しい関係性が生まれます。

Hatsumi/Bodymaster