決断力は自分のために使う
決断したいのに先延ばしにしてしまう、
それが自分にとって
大きな意味をもつことであればあるほど
慎重になってしまうものです。
決断するということは
それ以外の選択肢を断つことなので
失敗や損をしたくないからこそ
先延ばしという選択をする。
決断を先延ばしにすると
自分の中にそれが蓄積されたままなので
それ以外の選択をするときにも鈍くなったり
集中力が散漫してパフォーマンスが落ちます。
自分にとって最善の決断を下すために
必要なポイントは2つです。
1つ目は、
自分のために決断すること。
誰もが当たり前にそうしていると
思うかもしれませんが、
案外他人の目的に叶う決断をしていることも
少なくはありません。
それは意識的にも
無意識的にも行われる
ある意味自分のための決断なのですが、
他人の目的のために決断すると
必ず後悔することになるのです。
「あの人が言ったから」とか
「何も言われなくて済む」とか
自分で責任をとらない状況を作り出してしまう。
その決断で他人の目的を叶えても
自分自身は失敗を受け入れるしかないならば、
もう一度決断し直す必要があるでしょう。
そのときは、自分のために決断してください。
そして2つ目は、
魂の決断をすること。
実はわたしたちは
何が良くて、何を欲していて、
何を望んでいるのかを明確には知らないんです。
ただ、
良くないことや欲しくないこと、
望んでいないことについてはよく知っている。
これは違和感や不信感など直感の類のもので
この感覚を人は確実に捉えることができるのです。
決断したいことについて
集中的に意識を向け、
今の自分が思う決断をしたとき、
魂はどんな感覚をもたらすか?
言葉にならない重苦しさや
何かが違うという深刻な感覚、
これは魂からの「NO」サイン。
重苦しさの原因が
明確な言葉や感情で表現できる場合、
解決策を見つけることができるので
それは進んで「OK」のサイン。
以前にも、
「直感が当たるときと外れるとき」
というテーマでブログを書きましたが、
魂の不快な感覚は信頼に値します。
実際、今までにも
違和感や不信感を無視して突き進んだ結果、
失敗や困難に見舞われたことありませんか?
これは1つ目の
他人の目的に叶う決断と同じ意味ですが、
なんとも言えない悪い予感は
「やっぱりそうだった」という結末に決まっています。
人間関係や仕事、
自己投資などで当てはめてみても
きっと経験済みのことだと思います。
本題に戻ると、
決断力は自分のために使う以外
誰のためにもならないのです。
たとえその決断が
誰かのためにならないことであっても
その責任をとれるのは自分だけです。
人生の岐路に立たされたときほど
他人ではなく自分のために決断すること、
それは他者への貢献にもつながります。
Hatsumi/Bodymaster
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