「結婚」に自分の幸せを委ねてしまった人が自分を取り戻すまで
人生の行き詰まりを感じるのは
本当の自分を取り戻すために起こる困難であり機会です。
タイトルにした「結婚」は、
他にも今一番悩んでいることに置き換えてみると
本質は同じだと理解できます。
「仕事」、「お金」、「美醜」、「地位や名誉」、
自分を取り囲むあらゆることに
自分の幸せを委ねてしまうと起こること、
それは依存関係と執着です。
きっかけは、
自分の声よりも他人の声を優先したことから
始まるのですが、
ほとんどは親の意見や世間の常識だといえるでしょう。
その選択は怖れであり愛であって、
だからこそ
時間の経過と共に自分を苦しめることになる。
もしも「結婚」が自分にとって
本当に価値があり意義を感じることだとすれば、
悩むことはあっても
自分を苦しめることにはならない。
困難を克服する努力も厭わないし、
逃げずに向き合う覚悟があるでしょう。
けれども、
他人の声を優先して選んだ道は
問題が起こったとき
逃げたり隠したりしようとするのです。
そもそも
自分の声から逃げてしまったのだから
そうなってしまうのも無理はありません。
女性は特に
結婚に自分の幸せを委ねてしまうことは
珍しくないと思いますし、
それが正しさの基準だと思い込むことは
全く不思議なことではないと思うのです。
パートナーシップのお悩みは
どんな問題にも根付いている場合が多く
私自身もそうでした。
このパターンの場合、
悩みの矛先を変えることで
向き合うことから逃げることができます。
私の場合は「仕事」でして、
仕事を詰め込んで忙しくすることで
向き合うべき問題から逃げて
仕事への依存がはじまり執着していきました。
もちろん当時はそんなことに気づかずに
全ては順調だと思っていたので
気づいたときは相当痛かったです(笑)
さらにはそれが上手くいかなくなると
また新しい依存先を見つけては
そこにしがみつく。
対象はなんだって構わなくて
子育てや学びなど一見真っ当な行為も
依存関係として成立します。
もしも今あなたが
何か次第で自分の幸せを感じようとしているならば、
時間を過去に戻して
そのときの自分をつかまえる必要があります。
「お金」次第になっているならば、
いつからそうなったのか?
「仕事の成功」次第になっているならば、
いつからそれを目指したのか?
「美醜」次第になっているならば、
いつから自分をジャッジしはじめたのか?
そして、
過去の自分と対峙するとき
無価値感や無力感などが湧き上がってきますが、
それを認め受け入れることが
自分を取り戻すエネルギーになることを
知っておいてほしいのです。
年齢を重ねるほど
いくつもの依存があるかもしれませんが、
自分の声を無視した瞬間をつかまえない限り
他人の人生が延々と続くことになります。
なりたい自分や望む未来を
描くことは大切ですが、
とらわれている過去を解放することで
止まっていた時間が流れてくることもあります。
何が自分の幸せを止めているのか、
その気づきが自分を取り戻す最初の一歩です。
Hatsumi/Bodymaster
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