老けない自分になる３つのフェーズ

若さを失う怖れは

わたしたちを衝動的に駆り立てて

自分を強いるように仕向けます。

特に、目に見える体については

老けない体をつくる方法が

たくさんありますが、

それだけでは満足しきれないのです。

いくら体を保っても、

心が不安や嫉妬でいっぱいなら

それは表情にあらわれますし、

心の葛藤が消えてもまた体の問題に戻ってしまう。

年齢を重ねると身体は確実に衰えますし

それを止めることは不可能でしょう。

けれども、

”老けない自分”をつくることはできますし

それはとてもシンプルなんです。

老けない自分をつくる３つのフェーズ

【フェーズ１：身体をケアすること】

当然、身体のケアを怠ると目に見えて老けます。

機能すべきものが機能しなくなり、

身体をコントロールできなくなることは

人生をコントロールできなくなるのと同じです。

痩せてる、太ってる、という体型よりも

どれだけ自分を労りながらも整えているかという意識性が

長い目で見たときの成果にあらわれます。

筋トレだけでは過剰になりますし、

マッサージだけでは停滞します。

何か一つの方法だけではなく、

身体が今必要なことを見極めて

自分に合う方法で継続的にケアをすることが

身体の衰えを加速させずに済みます。

静と動のバランスが大事です。

【フェーズ２：メンタルをケアすること】

感情の振り幅が大きく、

何かあるたびに一喜一憂している人や

常に高揚しているか落ち込んでいるか

アンバランスな人は、

心の奴隷になり、

他人と比較したり嫉妬しては

自分を傷つけてしまうこともあります。

メンタルが不安定な人は、

老けているというよりも未熟さが露呈します。

けれども、

弱さや不安定さを受け入れることで

ブレることのない安定したメンタルが育つのですが、

メンタルをケアするとき、

余計な知識を介入しないことをおすすめします。

例えば、

自分の弱さや不安定さを

親やトラウマのせいにしないということです。

最近こういった情報が溢れているために、

また弱っている人がつい頼りたくなるような

情報はできるだけ避けた方がいいです。

それによってさらに自滅することは

少なくないですし、

誰かや何かのせいにしている間は

怒りや後悔などネガティブなエネルギーが内側で渦巻くので

結局は身体に悪影響を与えることになる。

メンタルのケアは他人も情報も介さずに

自分一人で時間を取ることがベストです。

それは深刻になって

自分と向き合うというよりは

自分がリラックスできる時間をもつということ。

それがボディワークと重なれば

よりエネルギーは自分に戻ってくるので

自然と前向きになっていくものです。

小さな安心感と喜びが

自分の軸を確立させてくれます。

【フェーズ３：魂の輝きを取り戻す】

実は、身体と心のケアだけでは

老けない自分には到達しないのです。

身体と心が元気でも

自分を生きている感覚がない場合、

他人の人生を生きている可能性があります。

悪くはないけど満たされない。

楽しいけれど何かが違う。

表面的には健康的で幸せなはずなのに、

原因不明の違和感があるというのは

魂が閉じているからです。

老けない自分とは、魂の輝きです。

魂は唯一無二なのに、

わたしたちは周りと同じ選択をし

同じ成功や幸せを求めては密かに絶望しています。

まだどこかに答えがあるような感覚や

自分を欺いていることを知っている感覚。

自分を磨いてきた人は

いよいよ気づきの段階にいるはずです。

その土台となるのが身体と心であって、

ここからようやく自分を生きられる。

本当は自分が何を欲しているのか、

何に喜びを感じているのか、

誰もが納得いく答えではなく

自分が納得いく答えを見出すとき。

これには少し時間がかかるもので

一昼夜にして全てを知ることは難しい。

だからこそ、

表面的な美に満足せずに

自問自答してきた人だけがたどり着ける境地。

老けることを知らない自分を見出したら、

本当にその通りになります。

健康や美は

外側からつくることも大事ですが、

魂の輝きを取り戻したら

若さを失う怖れから解放されて

いつでも自分を生きていられます。

Hatsumi/Bodymaster