燃え尽きるゴールと永遠のゴール
「燃え尽きる入口に入っているかもしれない」
体も心も疲弊しきっていることを自覚しつつも
目標達成のために自分を駆り立てている人が
ふと口にしました。
悩み相談をしている中で、
ほとんどの人は自分で答えを持ってきます。
その答えに確信や後押しが欲しい人もいれば、
わかりつつも
どうすればいいかわからない人もいます。
向上心のある人ほど
自分を駆り立てながら得てきた成果もあるために
次第にそれが自分を苦しめる原因にもなります。
本当はどうすればいいのか、
本当はどうしたいのかも知っている、
けれども「手放すのが怖い」というのが本音。
自分が自分じゃなくなるかもしれないということほど
恐ろしいことはないので、
それならまだ走っている方がマシだという人もいます。
自分が疲弊していることに気づいたら
すぐに立ち止まるも良し、
走り切ってみるも良し、です。
私は過去に走り切って
燃え尽き症候群から引きこもり、
復活するまでに約5年かかりました。
けれどもこの暗闇のおかげで
自分の中を一掃できましたし、
それまでとは違う確信を得ました。
だからこそ伝えたいことは、
ゴールには有限と無限があること。
燃え尽きるゴールは有限、
永遠のゴールは無限であるということ。
目に見えるゴールだけでは
内側から湧くモチベーションがなくなって
必ず燃え尽きますし、
表面的には成功しても中身がスカスカになります。
その状況や自分を頑なに認めないでいると
過剰な承認欲求を求めて
自分らしくない振る舞いで失敗を繰り返します。
心が枯渇しているために、
達成してもすぐに負荷をかける自分にうんざりして
いつかはそれを捨てるときがくるでしょう。
反対に、
永遠のゴールは活力が途切れることがなく
自分を消耗せずに進むことができる。
自分をコントロールする術があるので
他人や状況の奴隷になることがなくなる。
自分の在り方や人生を再構築するのです。
とはいえ、
最初から永遠のゴールを描く人はいないので
今のゴールに向かうことが大事だと思います。
どんな結末を迎えても
必ず飛躍するときがくるので、
自分が疲弊していることに気づいたときこそ
周りの声よりも自分がどうしたいかを大切に。
そのプロセスが
永遠のゴールの糧になります。
Hatsumi/Bodymaster
0コメント