悪習慣を確実に断ち切るプロセス

やめたくてもやめられないこと、

やめる決心をしてもすぐに心変わりすること、

断ち切ってもまた元と同じ行動をしてしまうこと、

誰にでも一つや二つありますよね。



きっかけは、

心の穴を埋めるためかもしれません。



出産してすぐに

軽いアルコール依存症になったのですが、

(その当時は全くそれとは思わず)

子育てと仕事の両立の大変さを理由に

現実から逃げていました。



自分でも何かわからない空虚感を

見ないようにすればするほど

次から次へと悪習慣を生み出していきました。



仕事に没頭しすぎたり

自己投資に走ったり、

その他にも色々抜け出せないループにハマり

自滅しきったとき、

気づいたことがありました。



そもそも心の穴はなかったこと。

それは自分でつくり出している幻想だと。



そしてただ、

自分がやりたいことをやらずに

逃げている自分への怒りが

悪習慣を増幅させていたこと。



そこから一つ一つ断ち切っていきました。



決心が揺らぐ人の参考になれば・・・




①最初のゴールは自分責めをやめること

何かをやめたいと思っているとき、

まずはその行為をやめようとせずに

やめなくてもいいのだと受け入れて

自分を責めることを一切やめると決めることです。


そうすることで少し視点が上がり

その行為に手を伸ばす瞬間に気づくようになります。


だいたいは自分にとって不本意なことがあるとき

それを求める傾向にあります。


最初はほんの些細な

ご褒美程度のものだったかもしれませんが、

それが褒美ではないと思えるまでは

一切自分を責めないことです。


責める自分をも責めない、

何度も繰り返し理性を取り戻します。




②パターンから本音を見つける

仕事で疲れたとき、

イライラしたとき、

手を伸ばす瞬間は感情と身体に支配された状態です。


繰り返しているパターンから

「何に対してどんなことを訴えたいのか」

そのときに思いつく限りの言葉を出してみると

少しずつ本音が見えてきます。


その本音は自分自身に対して

どんなメッセージがあるかを探ってみます。


心の穴を埋めようとしていたのではなく

閉じた心を解放しようとしている。


自分の声を取り戻すチャンスです。




③他人の声を無視する

②までは順調に進む人もいますが、

元の自分に戻らないためには

他人の声を無視することが重要になります。


取り戻した自分の声、

本音は常識や社会通念に適さない上に

それまでの自分を手放すことにもなるため

忍耐が求められます。


この段階にいるときは

できるだけ自分への集中力に意識を向けて、

元の自分に戻そうとする誘惑や

変化を止める批判が浴びせられても

自分に留まることを選びます。


そうすることで

揺るがない自分が確立されていきます。




④やめたいことをやめる

この段階でようやく

その行為自体をやめていきます。


③までクリアしたら

冷静な判断で「やめる」ことを選択できますし、

もうそれを求めていないことを知っています。


もちろん、

わかった上でやるのはアリです。


断ち切ったあとにくる

罪悪感や後悔、不安などは

本来望む未来へのエネルギーへ転換され

自信につながります。


感情や身体に支配されていた自分から

意図の力をもった自分へと変化していきます。



こうして一つ一つ段階を経ていくことで

「悪習慣を悪」とせずに

断ち切っていくことができるのです。



短期間でやめられる人もいれば

何年もかかる人もいるかもしれません。



自分にとって大切なテーマと

密接に関わっていると尚更です。



けれども、

断ち切ることを決めさえすれば

何度も元に戻りながらでも

確実に好転していくものです。



私の場合は、

どれもこれも5年近くかかっていますが(笑)


おかげで失敗体験から得た学びも

今は役立っているので良しとしています。



悪習慣は必ず断ち切ることができます。


その気がない人は

このようなブログは読まないだろうし

自分に力があることをまだ知らないだけです。



どんなに最悪な状況からでも

変わる力をわたしたちはもっています。



Hatsumi/Bodymaster




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