目の前の障害は方向転換のサイン

自分の人生を生きるには

困難な出来事を乗り越えてこそ獲得できる、

そう思っていると

目の前には常に障害となる壁があらわれては

何も獲得できずに同じことを繰り返します。

苦楽一対、コインの裏表であり

どちらを見るかという考えもありますが、

そのどちらをも超えた視点をもつと

障害は自然消滅していくものです。

『更年期障害』という表現も、

年を重ねることが障害になるなんて

真に受けることこそが不健康になる原因。

信じたらそうなるので、

障害となるような症状を自ら引き起こし、

それを解決するために奔走する。

それを乗り越えたときに

健康になれると思っている人が

ほとんどだと思うのですが、

気づいたときには何も乗り越えていなくて

むしろ埋没していくのです。

当り前に老化を迎えて

対処することに時間とお金を費やすという

予測された未来が展開されます。

健康に限らず、

仕事やお金、人間関係なども

自分の目の前に障害だと思う壁があらわれたら

それは自分の人生ラインではないことを

教えてくれているのです。

壁は「止まれ！」のサイン。

その生涯に向き合い解決しようとしても

一向に解決されずに

さらに問題を生み出す人も少なくはない。

ただ自分が進む道を変えるだけなんです。

なりたい自分、やりたいこと、

叶えたいこと、理想の関係性など、

他人の目的を捨てて

自分の目的を見出すチャンスなのです。

困難を乗り越えた先にあるのは

他人の人生ラインであり、

今までの古い自分として生きること。

目の前の障害が教えてくれていることを

見つけることができたら

容易に手放して

自分の人生ラインにシフトします。

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster