「結局、私は何がしたいんだろう？」という声なき声に耳を傾ける

真面目に努力をしても報われない、

向上心高く行動しても結果につながらない、

自分を諦めたくなくて

意識を保ち学び続ける人もいれば、

結果が出たのに心が満たされない、

周りから賞賛されるのに虚しくなる、

何をしても

自分の心が喜びを感じていないと

気づいて絶望する人もいる。

「結局、私は何がしたいんだろう？」

私のプログラムを受ける人は、

そんな状態の人たちがほとんどです。

時間もお金もかけて

新しい環境に飛び込んだり

自分を鼓舞して行動したり

目標を掲げて走っているものの、

いつも心の奥にある囁きは

「何してるんだろう？」という違和感。

本当はこんなことをやりたいのじゃなくて、

本当の自分はこんな風じゃなくて、

もっと違う何かがある・・・。

その答えを見つけたくて

私のところに来てくれます。

ちょっとやそっとの失敗経験や

生ぬるい行動量ではなくて

本当に必死に自分を動かしてきた人たち。

そんな人たちにとって

ここまでしても自分の喜びがないとは

本当に絶望的なものです。

私自身も同じ経験をしてきたので、

何をしても、

結果を出しても喜びがない状態って

本当に何のために生きているんだろう？と

生きる意味を見出せなくなっていく。

今ならわかるのですが、

自分の声を無視してきただけのことです。

「何してるんだろう？」

「こんなことに時間使ってていいのかな？」

「なんで今ここにいるんだろう？」

いろんな、小さくてか細い、

声なき声が教えてくれていることに

多くの人は気づかずに走ってしまうものです。

最初はもっとシンプルな動機から

動き出したことも、

自分の声を無視した瞬間から

ものごとは複雑化していきます。

知的好奇心は不足感に、

向上心は自信喪失に、

ポジティブな側面は

いつの間にかネガティブな側面に裏返る。

その状態を突き詰めていくと

「結局、自分は何がしたいんだろう？」に行き着く。

そしてその答えは

走るのをやめて立ち止まり、

最初の動機を思い出し、

その動機の根源に気づくことができれば

自分が本当は何をしたいのか

どんな生き方をしたいのか

全ての答えが紐づいて一つの道になる。

今までの人生ラインには

自分が求めている喜びがないことに気づき

小さな声に耳を傾けるようになると

ようやく新しい人生がはじまっていく、

これこそが本当の自分を生きる道だと

新しい自分で喜びの人生を生きられるのです。

他人の人生ではなく

自分の人生を生きることが喜びそのものです。

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster