行動する前に、一致する前に、必要なこと

目標達成や願望実現のために

行動は必須なのですが、

不安や焦りの感情をもったまま

闇雲に行動することはとても非効率です。

それで達成することがあっても

すぐに虚無感に襲われたことは

多くの人が経験したことがあるでしょう。

だから必要なことは

自分を整えることだと言う。

自分の本来の状態と一致することだと

耳にしたことがあるかもしれません。

これも本当にその通りなのですが、

その一致がズレているとしたら？

やはり本末転倒なのです。

結局は不安や焦りが拭えずに

強制的に一致感を保とうとしても

継続的な行動は極めて難しくなります。

一致しては行動して止まる、

また一致しては行動して止まる、

このループを繰り返している人は

少なくないと思うのです。

行動よりも一致よりも

最も必要なことは

自分の本当の望みを明確にすること。

望みが曖昧だったり、

偽物の望みを自分のものにしていると、

当然一致しようがなく、

ズレたまま行動するので

結果を得られないまま

自信を失っていくことになる。

だからこそ、

立ち止まる時間が必要で

むしろここに時間を割かずに

望む結果を手にすることは不可能と言えます。

周りを見渡したときに感じる

自分だけが遅れてると思わせてくる

幻想を振り払って

力強く立ち止まらなければならない。

最初は望みや目標が

本物か偽物かすら区別できないもので、

それほど他人の価値観で生きてきたからであり、

それをも含めて自分を許容できたとき

自分にとって本当の望みが明確になります。

誰だって最初から自分を生きている人はいないし、

自分以外を生きるから学びに変えて成長でき、

それを糧にするから

自分を生きる活力になってくれるのです。

失敗も成功も、

これまでの人生経験が自分のものになったとき

自然と一致し行動しています。

そしてその行動は

まだあるかもしれないネガティブな感情を

散らしてくれるものになる。

立ち止まってすることは

上手くいかない原因探しや分析ではなく、

常に自分の向かう方向性の確認のため。

自分の望みが明確になれば

一致も行動も全く質が違うものになるので

体と心を疲弊させることなく前進できるのです。

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster