「失敗したくない」という気持ちが失敗を招く
一番の失敗は「失敗しないこと」だと思います。
失敗を受け入れないことも含まれていますが、私は子供の頃から割と何でもできる、いわゆる優秀タイプだったので、その裏にはいつも「失敗の恐怖」がありました。
失敗を失敗だと思わない一見ポジティブなマインドも、どこかで自分の本音から目を背けていたこともあります。
そんな自分を維持するために常に緊張感と努力を自ら強いてきたのですが、大人になるにつれて、失敗しないことが自分であると勘違いもしてきました。
優秀であることも、他人からの期待に応える手段でしかないために、仮面は剥がれ落ちるわけです。
誰にでもある「失敗したくない」という気持ちは、選択肢を残すので、とても曖昧な生き方になります。
それは周りからすると安心で安全な人生に見えるのだけれど、その分退屈で常に怖れが混じり、後悔や罪悪感も一緒にセットされています。
「やっぱりあっちを選んでおけばよかった」とか「損した」とか。
この女々しい考えが失敗を招き、無意識の声は自分への不信感を大きくしていきます。
「不確実な選択の中から何を選ぶのか?」ということは常に問われていて、だからこそ、自分の声に耳を傾ける必要があります。
・今、何をしたいのか?
・今、何を感じたいのか?
・今、何をしたくないのか?
自分の選択を正解にしていく在り方は、失敗をそのままにせず学びに変えることができる。
後悔のない人生を生きるなら、失敗することを受け入れて自分の声に従って選ぶこと。
「失敗したくない」というのは自分の声ではありません。
自分の声は身体に宿っています。
ぜひ身体の声に耳を傾けてみてください。
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