自分の無力感を嘆くより相手の力を信じよう

他人のことを心配するのは

一見いい人に思えるけれど、

どれだけ心配したところで

どんな言葉をかけたとしても

本当に無力だなと思います。

他人が困っている状況にいるとき、

自分ができることを伝える以上に

できることはなくて、

「心配」という

感情でつながりをもつと

押し付けがましくなってしまいます。

「あなたのためを思って」

ってよく聞きますよね。

自分が心配しているのに

相手がそれに応えてくれなくて

苛立つ人がいますが、

それは自分の無力さの嘆きです。

そしてそれは真実で、

他人にできることは何もなくて、

できる唯一のことは

自分の力を自分のために使うこと。

そうすれば

他人が困難な状況にいるのを見ても

その人がもつ力を信じているので

余計なお世話をすることはありません。

自分ができることは伝えるのみ。

誰もが自分の力を試す機会を

与えられているので

それを奪う権利は他人にはないのです。

だからこそ、

自分の中にある力を知っていると

他者にも同じように信頼できます。

時には「助けて」ということが

その人の中にある力を解放するきっかけに

なることもあるので

そんな時は「心配」の感情抜きにして

手を差し伸べられたらいいですよね。

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster