罪悪感と縁を切る方法

誰にでも失敗や過ちを犯すことはあるし、

誰にも言えないような問題を抱えていることもあります。

ただ、そこから逃げ続けるのだけはよくないと思います。

逃げても絶対に逃れられない上に

罪悪感を強化していくことになるので

失敗や過ちをまずは受け入れることが大事です。

あまりにも長い間、

罪の意識を感じ続けるとそれに依存します。

「自分＝罪悪感」

という人物をつくりあげてしまうので、

何度も同じ失敗を繰り返して自分を確認することになる。

けれども、

いつかはそれを断ち切ると決心したとき

偽物の自分とも決別できるのです。

罪悪感によって自分を偽り、

他人や出来事に謝罪の気持ちを向けてきたかもしれません。

義務感の強い人ほど、

「自分が悪いから」と耐えていることもあるでしょう。

ただ、罪悪感は自分のものだけではないのです。

あなたが罪悪感に苛まれていると、

それをエサにする人や出来事が集まってきます。

そうして互いに依存し合うような関係性が成立する。

他人の罪悪感を利用して

自分の中にある罪悪感から逃れようとする。

罪悪感は誰もが持ち、

依存している強力な感情なのです。

だからこそ、

自分自身に学ぶ姿勢と変わる意志が必要になり、

そして罪悪感と縁を切る方法は

「自分に謝罪すること」です。

自分で自分を許すことができれば

罪悪感から解放され、

他人によって罪の意識をもつ必要もなくなります。

このプロセスは集中力を要しますが、

同時に自分の中心に留まることになるので

不動心を手に入れられます。

「謝らせようとする」

人たちや環境とも縁を切ることになります。

心の底から自分を許すことができたとき、

他者が抱く罪悪感の痛みを

理解と共に解放することもできるのです。

Hatsumi Yamamoto/Bodymaster