仕事に生きてきて中身が空っぽだと気づいたとき
人生の前半を仕事に生きてきた人にとって、ふと立ち止まった瞬間感じる虚無感は強烈に痛みを伴います。
いろいろ成し遂げてきたこともあるのに、何もないと感じてしまうことほど辛いことはない。
自分の喜びはわからないのに痛みだけは感じる。
中身が空っぽだと気づいたとき、人生の選択が迫られています。
これまで通り自分を偽って生きるのか、これからは本当の自分を生きるのか。
「本当の自分」という言葉をよく耳にしますが、これってどういう意味だと思いますか?
私も仕事面での達成がいつのまにか虚しくなっていると気づいたとき、「本当の自分」を探し求めました。
けれども、本当の自分を別の自分として幻想を追い求めたために、さらに自分を苦しめた過去があります。
本当の自分は、「今ここ」にいる自分であって、「自分の本音を省みず周りの期待に応えることで自分の価値を確認してきた自分」でした。
中身がスカスカになって当然、自分に嘘をついて生きてきたわけです。
いわゆる男性性社会の中では優秀に扱われるために、進んできたことを疑いもしませんでした。
仕事は好きだけれど、そこに全てのエネルギーを注ぎ、自分の価値と同一化してしまったために人生の全てが仕事になっていたのです。
そうなると人生はバランスを崩すので、何かしら上手くいかないことがでてきます。
人間関係、お金、体、など、
そして私が最も恐れていた仕事の停滞が起こり始めたとき、同時に自分の価値も見失いました。
仕事に生きてきて中身が空っぽだと気づいたとき、真っ先にすべきことは「立ち止まる」ことです。
特に、仕事に情熱を注いできた人がもっと仕事を上手くいかせようと努力すると益々不調和が起きます。
人生はバランスであり、今まで進んできたと思っていることは実は進んでいないと受け入れることが大事になります。
よく「まずは自分を満たす」といわれますが、そのためにもまずは「止まる」ことです。
空っぽになっているとわかっているなら、何が本当に自分の喜びなのかを見つけるまでは何をしても満たされないと感じてしまいます。
手当たり次第試して”偽物の満足”から”本物の満足”へとたどり着くのは至難の業です。
なぜなら、偽物の満足はもっと自分を虚しくさせるから。
美味しいものを食べても、欲しいものを買っても、結局虚しさを感じるなら、それは”偽物の満足”です。
仕事に生きてきた人は、立ち止まることが一番怖いことですが、止まることが何かをするよりも最速に自分を進めてくれます。
そして何が自分にとって満ちることなのかを時間がかかっても自分の中で答えを見つけることです。
Hatsumi Yamamoto/Bodymaster
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